マイクロソフト、ゲーム部門再編に伴い人員削減を実施
IGNが入手したXbox責任者フィル・スペンサーの内部メモによると、マイクロソフトは本日、ゲーム部門における大規模な人員削減を発表しました。
複数の情報源が、今回のレイオフがキャンディクラッシュの開発元Kingに特に大きな影響を与え、マイクロソフトのより広範なゲーム事業全体でも追加的な削減が行われたことを確認しています。影響を受けたチームには、英国のロンドンオフィスを含む複数のベセスダスタジオが含まれています。この再編により、レア社が長年開発していたXbox独占タイトル「Everwild」の開発も中止されました。
広範囲に及ぶマイクロソフトの再編
ゲーム部門の削減は、マイクロソフトの全世界22万8千人超の従業員のうち約9,100人（全体の4%）を削減する会社全体のレイオフの一部です。
スペンサーのメモでは具体的な削減内容には触れず、「組織変更の詳細は近日中に各チームリーダーから共有されます」と述べています。
フィル・スペンサーの声明全文：
本日、当社組織全体の同僚に影響を与える変更を実施しています。ゲーム事業を持続可能な成功に導き、戦略的優先事項に集中するため、特定の事業領域を縮小すると共に、管理構造を合理化して業務効率を向上させます。影響を受けるチームには、近日中に詳細な発表を行います。
これらの決定は、当社のゲームエコシステム全体で過去最高のエンゲージメントを記録している中で行われました。現在のプラットフォームの強さは、これまでに行った困難な選択の結果です。この勢いを維持するには、規律ある優先順位付けが必要です—最も可能性の高い機会にリソースを集中させつつ、企業としての期待に応えることが求められます。この焦点を絞った戦略により、今後数年にわたって卓越したプレイヤー体験を提供できると確信しています。
成長のために必要な変更とはいえ、影響を受ける従業員の貢献に対する私たちの感謝の気持ちが減ることはありません。私たちの成功は、彼らの才能と献身に直接由来しています。人事チームは、延長報酬、医療保険の継続、内部役職の優先的検討を含む包括的な移行支援を提供しています。
私たちは、ゲームコミュニティを形作ってくれた全ての方々に深い感謝の意を込めて前進します。
フィル
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継続する再編の動向
匿名のマイクロソフト従業員はIGNに対し、今回の削減はこれまでの複数の再編波を経て予想されていたと語りました。
690億ドルでのアクティビジョン・ブリザード買収完了以来、マイクロソフトはゲーム部門で数千人規模に及ぶ4回の人員削減を実施しています：
- 2024年1月：1,900人のレイオフ
- アーケイン・オースティンやタンゴゲームワークスを含むスタジオ閉鎖
- 2024年9月：追加650人の削減
- 2025年5月：6,000人の削減（従業員の3%）
最新の削減は、マイクロソフトが次世代Xboxハードウェアの準備を進め、gamescomでの強い存在感を維持している中で行われています。2024年6月、スペンサーはこのような決定の困難さを認め、「持続可能なビジネスを運営するには、時に不快な選択をせざるを得ないことがある」と述べていました。
