ニュース 『コール オブ デューティ』巨額開発予算の衝撃的暴露

『コール オブ デューティ』巨額開発予算の衝撃的暴露

著者 : Victoria アップデート : Dec 30,2025

『コール オブ デューティ』巨額開発予算の衝撃的暴露

サマリー

  • 『コール オブ デューティ』シリーズは、制作費が7億ドルに達するなど、新たな基準を打ち立てています。
  • 7億ドルの予算を投じた『ブラックオプス コールドウォー』の開発費は、『スターシチズン』さえも凌駕しています。
  • これらの高騰するAAAタイトルの予算は、ビデオゲーム産業全体における制作費の劇的な上昇を浮き彫りにしています。

アクティビジョンは、3つの『コール オブ デューティ』タイトルの開発予算を明らかにし、その額は驚くべき4億5000万ドルから7億ドルに達しています。これらの前例のない金額は、シリーズ史上最も高い制作コストであり、『ブラックオプス コールドウォー』がその筆頭を走っています。

ビデオゲームの開発は膨大な事業です。制作プロセスには通常数年を要し、人的資源と資本の両方において莫大なリソースが要求されます。キックスターターなどのプラットフォームを通じて資金を集め、少ない予算にもかかわらず名声を得るインディーゲームも存在しますが、AAA分野は全く異なるスケールで動いています。主要タイトルの予算は着実に上昇を続け、かつて高額とされていた名作の予算を遥かに凌ぐ規模となっています。『レッド・デッド・リデンプション2』、『サイバーパンク2077』、『ラスト オブ アス Part Ⅱ』などは最も費用のかかった作品の一角を占めますが、今回明らかにされた『コール オブ デューティ』シリーズの数字にはどの作品も及びません。

Game Fileの報道によると、アクティビジョンの『コール オブ デューティ』フランチャイズのクリエイティブ責任者であるパトリック・ケリーは、12月23日にカリフォルニア州の裁判所に提出した文書で、『ブラックオプス3』、『モダン・ウォーフェア(2019)』、『ブラックオプス コールドウォー』の予算を開示しました。後者の開発費は7億ドルを超えています。この作品はアクティビジョンが完成に数年を費やし、3000万本以上の売り上げを記録しています。『モダン・ウォーフェア』はそれに続き、インフィニティ・ウォードが開発に6億4000万ドル以上を投資、結果として4100万本が販売されました。最後に、『ブラックオプス3』は3作の中で最も予算が抑えられており4億5000万ドルですが、それでも『ラスト オブ アス Part Ⅱ』の開発費2億2000万ドルの倍にあたる額です。

『ブラックオプス コールドウォー』開発費、7億ドルを突破

『ブラックオプス コールドウォー』の予算は、ビデオゲーム史上最高額として記録されており、『スターシチズン』のかなりの開発費6億4400万ドルさえも上回っています。これは、『ブラックオプス コールドウォー』が単一企業によって資金提供されたのに対し、『スターシチズン』の予算が10年以上にわたるクラウドファンディングによって蓄積されたことを考慮すると、特に注目に値します。

この傾向は、『ブラックオプス コールドウォー』が2020年に発売されたことを踏まえると、『ブラックオプス6』のような将来のタイトルの潜在的予算について疑問を投げかけます。開発費は年々明らかに上昇しています。比較として、1997年に発売され、グラフィックと技術的革新で称賛された『ファイナルファンタジーVII』の制作予算は、当時としては莫大とされた4000万ドルでした。今日では、その金額はAAAゲームの標準と比べると微々たるものに見えます。アクティビジョンが最近明らかにした予算は、ビデオゲーム産業における制作費の高騰を明確に示す指標となっています。