「バック・トゥ・ザ・フューチャー」脚本家、リブートを否定
オリジナル脚本家が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」続編制作を完全否定
『コブラカイ』制作陣によるテレビシリーズ化の可能性が話題となる中、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本家ボブ・ゲイルはフランチャイズ再開の可能性を完全に否定。三部作の共同脚本家は続編・前日譚・スピンオフ作品に対して絶対的な反対姿勢を示している。
フランチャイズ拡張に対する決定的な終止符
「なぜこんな話が再三浮上するのか?」とゲイルはピープル誌のインタビューで苛立ちを隠さず語った。「何度も主張すれば魔法のように実現するとでも思っているのか?明確に言わせてもらおう――『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』は絶対に制作されない。前日譚もスピンオフもない。この物語は完結しているんだ」。彼はロバート・ゼメキス監督の有名な評価を引用し「これ以上ない完璧さだ」と断言した。
SF映画の頂点
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ハリウッドの手も届かない
スタジオの圧力で理論上はシリーズ再開が可能だが、ゲイルによれば最終決定権はスティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが握っている。スピルバーグが『E.T.』のレガシーを守った事例を引き合いに「スティーブンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の完全性を守ることを全面的に支持している」と明言。スタジオからの脅しを想定したブラックジョークも交え「家族を人質にでも取らない限り、実現するはずがない」と付け加えた。
一貫した創造的抵抗
これはゲイルが初めて復活案を否定したわけではない。今年前半、続編要望に対して彼はさらに露骨な表現で応じていた。『バック・トゥ・ザ・フューチャー4』について聞かれた際、彼は「我々の答えは変わらない:くたばってしまえ」とはっきり述べていた。
1985年に公開された第1作は、マイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライとクリストファー・ロイド演じるドク・ブラウンをポップカルチャー史に刻み込んだ。偶然のタイムトラベル冒険劇は2つの続編を生み、映画史に残る愛されるSFサガを完結させた。